感染予防型 仮設トイレ ZoneZeroシリーズ(洋式)

この仮設トイレは、独自の除菌・消臭技術を搭載し、災害時や建設現場、野外イベント会場などの衛生環境を大幅に改善します。

■特許取得!「感染予防型仮設トイレ」とは

当社が廣瀬幸雄名誉教授とともに開発した感染予防型仮設トイレは、従来の仮設トイレとは異なり、マイナスイオンや低濃度オゾンを活用し、臭いを元から分解するオドレスファイ※1 方式の仮設トイレです。また、ボタン一つで一定量の水を流せる自動水洗機能や、便器のフラッパーにシリコンを採用し、高い密閉度でタンクからの臭いの逆流を防ぎ、家庭の水洗トイレに近い、衛生的で快適なトイレ空間を作り出すことに成功しました。

この独自の除菌・消臭機能により、仮設トイレの設置が必要となる、建設現場などの屋外の労働環境や、災害等の緊急時のトイレを巡る課題を解決し、利用者の健康を守り、衛生環境改善に貢献いたします。

また、本製品は災害時の衛生環境改善に寄与するだけでなく、能登半島地震の被災地域にて100基以上の無償貸与を通じて地域復興に貢献しました。これにより、自治体や防災関係者からも高い評価を受けています。

 

※1 オドレスファイ(Odorlessfy):「Odorless(無臭)」に動詞化の接尾辞「-fy(~にする)」を組み合わせた造語で、「無臭にする」「臭いを取り除くプロセス」「快適で清潔な状態を作り出す」という意味を表します。


■「感染予防型 仮設トイレ」3つの特徴

①マイナスイオンと低濃度オゾンによる除菌・消臭メカニズム

臭いや感染の元となるし尿タンク内にマイナスイオンと低濃度オゾン※2 を発生させることで、タンク内のウイルスや菌などの表面に付着し、ウイルスや菌を不活性化します。さらに、悪臭を一時的に閉じ込めるのではなく、悪臭分子を原子レベルで分解するため、従来の薬剤を使用した消臭方法では取り除けなかった薬剤耐性のあるウイルスや菌にも効果的です。
また、低濃度オゾンはウイルス・菌と反応後、無臭分子と酸素に分解されるため、残留毒性や臭い戻りの心配がなく、二次公害に繋がる有害な物質を排出する心配もありません。マイナスイオンも同様に、森林や滝の周辺など自然界に多く存在し、安全性が高い物質であるため、人体や環境への影響はありません。

※2 日本産業衛生学会による作業環境基準(ほとんどの労働者に健康上の悪影響がないと判断される基準)ではオゾンの許容濃度として0.1ppm以下が示されております。本製品で使用している低濃度オゾンは、人体に影響のない安全な濃度(0.1ppm以下)で管理されており、令和6年5月29日実施 特定悪臭物質 測定結果では、検出下限以下(0.025ppm未満)の数値となっております。

②わずか5Wの電力とコップ1杯の水でOK!驚きの節水・省エネ性能

本製品の消臭機能であるマイナスイオン発生・増強装置、オゾン発生装置に使用する電力はわずか5Wとなっており、電源が確保しづらい環境では、ポータブル電源でも対応が可能です。また、水洗時、家庭用の水洗トイレで使用される1回あたりの水は約8Lですが、本製品は約250mL(約コップ1杯分)の水で流すことができるため、節水効果も期待できます。

③仮設トイレなのに暖房器具!? 小さなお子様からご高齢の方まで安心! ボタン式水洗とクリーンな空気で快適なトイレ空間を実現

便器のフラッパーにシリコンを採用したことで、使用後のし尿タンクから、臭いの逆流を防ぎます。また、従来の足踏み式の水洗では、子どもや高齢者では力が不足し、転倒などの危険性がありましたが、本製品はボタン一つで一定量の水が流れるため、フラッパー部分に汚物を残さず、誰でも安全に使用することができます。

さらにマイナスイオンの効果により、トイレタンク内だけでなく、トイレ室内の除菌・消臭も可能なため、換気扇や通気口が不要になり、冷暖房設備の設置が可能になります。これにより、従来の仮設トイレでは考えられない、年中快適な空間を作り出すことが可能です。実際に、能登半島地震の被災地域では、厳しい寒さの中、暖房器具を備えた仮設トイレの設置に利用者からは驚きと喜びの声が多数寄せられました。