3つのポイント
ふだんは、普通の水洗トイレ
3つのバルブを開けておけば、いつもどおりの水洗トイレとして使えます。
災害時は、2つのバルブを閉めて切り替え
止水バルブと下水管バルブを閉めると、汲み取り式のトイレに切り替わります。下水管が使えなくても、いつもどおり使えます。
ふだんから臭いと菌に配慮
無臭化ユニットで、日ごろから消臭・除菌のしくみを使います。特別な衛生管理はいりません。
こんな場所のトイレに
たくさんの人が使うトイレほど、災害のときに使えなくなると困ります。いまあるトイレを、ふだんも災害時も使えるトイレに変えられます。
便槽タンクの容量
災害時は、ここにためて使います。
使える目安
1人1日3回、1回あたり約500mLで計算した目安です。
洗浄用の水をふだんから備蓄
断水しても、便器を洗う水を確保できます。
1回の洗浄に使う水
わずかな水で便器の中を洗えます。
切り替えのしくみ
緑の丸は「開」、赤の丸は「閉」です。災害時は②と③を閉めます。
● 緑=開 ● 赤=閉 1 給水用バルブ/2 止水用バルブ/3 下水管バルブ
● 緑=開 ● 赤=閉 1 給水用バルブ/2 止水用バルブ/3 下水管バルブ
- ①給水用バルブ・②止水用バルブ・③下水管バルブを開けておく。
- 通常の水洗トイレとして使えます。
- ②止水バルブと③下水管バルブを閉める。
- 内部の水タンクを使い、水洗式の仮設トイレとして一定期間使えます。
詳しい説明図
左が平常時、右が災害時です。オドレスファイ式無臭化ユニット(「無臭にする」という意味の造語)、各バルブ、洗浄用100Lタンク、床下の便槽タンクと汲み取り口の位置を示しています。
もし、避難所のトイレがこのしくみだったら
これまで
- 災害が起きると、避難所の前に仮設トイレが運び込まれ、並ぶ。
- 届くまで、トイレが使えない時間ができる。
スイッチング式なら
- 施設の中のいつものトイレを、そのまま使える。
- バルブを切り替えるだけで、すぐに使い始められる。
仮設トイレの搬入を待たなくてよい
施設のトイレを、そのまま災害時に使えます。
使い慣れたトイレで、特別な指導がいらない
いつもと同じトイレなので、使い方の説明や管理の指導が要りません。
特別な衛生管理がいらない
日ごろから消臭・除菌のしくみを使っています。
備蓄トイレの置き場所を減らせる
防災用に備えるトイレの保管スペースを減らせます。
能登での支援から生まれました
令和6年能登半島地震で、臭わない感染予防型仮設トイレを被災地へ届けるなかで、私たちはトイレをはじめとする被災地の現状を見てきました。災害のときも、ふだんの暮らしとできるだけ変わらない環境であることが大切。そう考えて試行錯誤を重ね、このしくみが生まれました。

