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防災|命を守る

その日、トイレは流せなくなる。

大地震で水道と下水道が止まると、水洗トイレは使えません。トイレを我慢して水分を控えることが、避難生活で命を落とす原因にもなります。備えは、水や食料だけでは足りません。

3,690万人南海トラフ地震で断水する人(最大)
501人能登半島地震の災害関連死(直接死の2倍以上)
10%能登で3日以内に仮設トイレが届いた避難所
このページの要点
  1. 南海トラフ地震(30年以内の発生確率「60〜90%程度以上」)では、最大約3,690万人が断水し、約3,570万人が下水道を使えなくなると想定されています。水洗トイレは流せなくなります。
  2. 東日本大震災では、発災から6時間以内に67%の人がトイレに行きたくなりました。一方、能登半島地震で3日以内に仮設トイレが届いた避難所は10%でした。
  3. トイレを我慢して水分を控えると、脱水やエコノミークラス症候群など命に関わるおそれがあります。汲み取り式の仮設トイレを、平時から備えておくことが必要です。
RISK

巨大地震は「いつか」ではない。

60〜90%程度以上
南海トラフ地震 30年以内の発生確率

最も高い「Ⅲランク」。別の計算方法では20〜50%(こちらもⅢランク)。

出典1(2025年9月)
3,570万人
南海トラフ地震で下水道が使えない人(最大)

水が出ても、流した先が壊れていればトイレは使えません。

出典2(2025年3月)
1,230万人
南海トラフ地震 1週間後の避難者(最大)

うち避難所に約650万人。

出典2
70%程度
首都直下(南関東のM7程度)30年以内の発生確率
出典4(2014年評価)
1,400万人
首都直下地震で断水する人(最大)

ほぼ解消まで約1か月。

出典3(2025年12月)
840万人
首都直下地震の帰宅困難者(東京都市圏)

会社や駅で足止めされる人。そこでもトイレが必要です。

出典3
TIME

水より先に、トイレが必要になる。

トイレに行きたくなった6時間以内に67%
仮設トイレが届いた3日以内は10%

上:東日本大震災の調査(出典5)。下:能登半島地震で設置日がわかった避難所10か所のうち、3日以内に仮設トイレが届いたのは1か所(出典6)。東日本大震災でも、3日以内に行き渡ったと答えた自治体は34%(出典9)。

85%
能登の避難所の仮設トイレは和式

高齢の方や足の悪い方には使いにくいトイレでした。

出典6
90%
発災当初に携帯トイレを使った避難所(能登)
出典6
31%
トイレまでの動線に照明があった避難所(能登)

夜、暗い屋外のトイレは怖く、安全面の不安も。

出典6
LIFE

トイレを我慢すると、命に関わる。

トイレが汚い・遠い・足りない
→
トイレを我慢して水分を控える
→
脱水・エコノミークラス症候群
→
災害関連死
排泄を我慢することが、水分や食品摂取を控えることにつながり、栄養状態の悪化や脱水症状、静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)等の健康被害を引き起こすおそれがあります。
内閣府「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」(出典9)より
501人
能登半島地震の災害関連死

死者729人のうち501人。建物の倒壊などによる直接死228人の2倍以上です。

出典7(2026年6月30日現在)
51.9%
関連死の原因に「電気・水道等の途絶による負担」

審査された449人のうち233件(複数選択)。トイレだけが原因とは限りませんが、水が止まった生活の負担が命に関わっています。

出典8
STOCK

備えから、トイレが抜けている。

62.6%
自宅で困りそうなこと 1位「水洗トイレが使えない」

「飲料水がない」39.4%を大きく上回ります。

出典11(日本トイレ研究所 2026年、4,700人)
20.6%
災害用トイレを備えている人

自宅避難を考えている人は74.7%なのに、トイレの備えは2割だけ。

出典11
37.1%
簡易・携帯トイレの備蓄がない中堅企業

飲料水を備蓄している中堅企業は76.7%。トイレは後回しになっています。

出典13(内閣府 2026年3月)

内閣府の調査でも「特に、飲料水・食料品に比べ、トイレ・毛布を備蓄している企業が少ない」とされています(出典13)。

LONG

携帯トイレだけでは、長引く避難を乗り切れない。

38%
発災から約6〜8週間たっても、携帯トイレを使っていた避難所

能登半島地震。発災当初は90%の避難所が携帯トイレを使っていました。

出典6(2024年2月の調査)
65日
仮設トイレが避難所に行き渡るまでの最長日数

東日本大震災で、最も長くかかった自治体の例です。

出典9
約180人分/1日
Zone Zero 1基でまかなえる目安

便槽450L。内閣府のガイドラインの目安(1人1日2.5L)で計算。

当社の計算(出典9の目安による)
携帯トイレが必要になる=上下水道が止まり、避難が長引くおそれが極めて高いということ。
多くの自治体が、住民の3日分の備えとして携帯トイレや使い捨てトイレを備蓄しています。けれど、携帯トイレを使わなければならない状況は、すぐには終わりません。3日分の携帯トイレの「その先」に必ず必要になるのが、汲み取り式の仮設トイレです。
当社が熊本・能登の現場で見たこと

ふだん使い慣れていない携帯トイレやポータブルトイレは、高齢の方などが使い方がわからず、汚物をこぼしてしまうことがあります。その後始末に追われていたのは、避難所を運営する行政の職員の方々でした。備蓄の数だけでなく、「誰が、どう使い、どう片付けるか」まで考えておく必要があります。

STORAGE

置き場所がない? トイレそのものを「防災倉庫」に。

防災倉庫が小さくても、仮設トイレは備えられる

  • 自治体の方からよく伺うのが「防災倉庫が小さく、仮設トイレを置く場所がない」という声です
  • Zone Zeroは風雪に耐える設計。倉庫に入れなくても、屋外に置いたまま保管できます
  • トイレそのものを小さな防災倉庫として、ふだんはトイレットペーパーなどの備品を中にしまっておく使い方も
  • 保管しているときも、臭いがほとんどしません
  • 災害時は、その場ですぐにトイレとして使えます
STANDARD

国際基準と国の目安は「50人に1基」から。

50人に1基
災害が起きた直後
スフィア基準・内閣府ガイドライン(出典9・10)
20人に1基
避難が長引いたら
同上
3:1
女性用:男性用

女性用を多く。

同上
50m以内
住まいからトイレまで

スフィア基準。中から鍵がかかり、臭いが最小限に抑えられていることも条件です。

出典10

計算例:南海トラフ地震で避難所に約650万人(出典2)が避難すると、50人に1基でも約13万基のトイレが必要になります(当社の計算)。

SOLUTION

下水道が止まっても使えるトイレを、平時から。

えっ⁉ 臭わない⁉ 感染予防型 快適トイレ『Zone Zero』シリーズ

  • 汲み取り式なので、下水道が壊れても使えます
  • 便槽450Lで、1日あたり約180人分をまかなえる目安(当社計算)
  • 清水タンク100Lで、水道が止まっても手洗いできます
  • 特許の無臭化装置で、臭いを元から分解
  • 停電中も、最低限のトイレ機能は使えます
  • 令和8年熊本地震で延べ28基を設置(うちZone Zero 19基)
出典
  1. 地震調査研究推進本部 地震調査委員会「南海トラフの地震活動の長期評価(一部改訂)」2025年9月26日 https://jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/subduction_fault/summary_nankai/
  2. 中央防災会議 南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ「南海トラフ巨大地震 最大クラス地震における被害想定について(定量的な被害量)」内閣府 2025年3月31日 https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taisaku_wg_02/pdf/saidai_01.pdf
  3. 中央防災会議 首都直下地震対策検討ワーキンググループ「都心南部直下地震の被害想定【定量的な被害量】」内閣府 2025年12月19日 https://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/taisaku_wg_02/pdf/r7higai_soutei1.pdf
  4. 地震調査研究推進本部「相模トラフ沿いの地震活動の長期評価(第二版)」2014年4月 https://www.jishin.go.jp/main/chousa/14apr_sagami/sagami_gaiyou.pdf
  5. 加藤篤(日本トイレ研究所)「災害時のトイレの課題と今後の対応」内閣府 避難所の確保と質の向上に関する検討会 資料1、2015年7月31日 https://www.bousai.go.jp/kaigirep/kentokai/hinanzyokakuho/02/pdf/siryo1.pdf
  6. 日本トイレ研究所「能登半島地震における避難所トイレの被災状況調査」2024年6月(輪島市・七尾市の避難所21か所) https://www.toilet.or.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/noto_survey2024_20260727.pdf
  7. 石川県「令和6年能登半島地震による人的・建物被害の状況について【第230報】」2026年6月30日 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/documents/higaihou_230_0630_1400.pdf
  8. 石川県「令和6年能登半島地震における災害関連死の概況(第37回審査会まで)」2025年12月25日 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kisya/r7/documents/1225_kiki.pdf
  9. 内閣府「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」2024年12月改定 https://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/2412hinanjo_toilet_guideline.pdf
  10. スフィアハンドブック 2018年版 日本語版(支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク JQAN) https://jqan.info/sphere_handbook_2018/
  11. 日本トイレ研究所「全国47都道府県の災害時トイレに関する意識調査」2026年6月26日(インターネット調査、4,700サンプル) https://www.toilet.or.jp/wp/wp-content/uploads/2026/06/toilet_survey47_260626.pdf
  12. 日本トイレ研究所「地方公共団体における災害時のトイレ対策に関するアンケート調査」2024年9月(379自治体が回答) https://www.toilet.or.jp/wp/wp-content/uploads/2024/09/bosaitoiletsurvey_20241018.pdf
  13. 内閣府「令和7年度 企業の事業継続及び防災の取組に関する実態調査(概要)」2026年3月 https://www.bousai.go.jp/kyoiku/kigyou/pdf/r7_gaiyou.pdf
  14. 帝国データバンク「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査(2026年)」2026年6月25日(有効回答1万521社) https://www.tdb.co.jp/report/economic/20260625-bcp2026/
  15. 東京都帰宅困難者対策条例(2013年4月1日施行)第7条 https://www.reiki.metro.tokyo.lg.jp/reiki/reiki_honbun/g101RG00004283.html
  16. 国土交通省「国土交通省における能登半島地震を踏まえた防災対策の推進」2024年7月31日(内閣府 能登半島地震WG 資料) https://www.bousai.go.jp/jishin/noto/taisaku_wg_02/pdf/siryo2_1_4.pdf
  17. 国土交通省「令和6年能登半島地震に伴う上下水道施設の対応状況」2024年4月16日時点 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kankyo/suidou/documents/0423fukkyuhonbu_kokkou.pdf

※数字は各出典の公表時点のものです。民間の調査は調査主体・時期・回答数を併記しています。「計算例」は当社が出典の数字から計算したもので、公的な基準ではありません。

最終更新:2026年11月3日 発信元:インプルーブエナジー株式会社

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